福智山 2015.4.26

ふくちさん・９００．６ｍ（福岡県北九州市・福智町）

鱒淵ダム付近から望む福智山

一昨日シンガポールで船を降り、今回の休暇で最初の山登り。高校時代の先輩を誘い福岡県の福智山に登ることにする。早朝に萩を出発、中国自動車道・九州自動車道をへて小倉南ICから登山口に向かう。ガイドブックの地図に載っている鱒淵ダムの下に駐車場に車を停めて出発するが、道がよく分からない。再び車に乗り鱒淵ダムの上まで上がってみることにする。鱒淵ダムのそばの舗装道沿いに駐車スペースがあったのでそこに車を停め、出発(09:15)する。

鱒淵ダムの堰堤を渡って行く。ダム湖の周りに広がる山々の新緑が眩しくすがすがしい。堰堤を渡り切りダム湖ぞいの舗装道に歩いていく。福智山山頂まで５．２ｋｍだ。前方に福智山山頂が見えてくる。広い砂利道の登山口に入る。爽やかな渓流沿いの道をしばらく歩き、狭い登山道の入口に入りジグザグの急登を登る。やがてゆるやかな広いトラバース道になる。左手の谷にいきおいよく流れる滝が見えてくる。七重の滝だ。登山道からすぐ下の滝のほうに下ってみる。池のようなった先になだらかな滝がある。ふたたび緩やかな登山道を進んでいくと、橋が崩壊した場所があり、岩の上を歩き小川を横切る。

右手に小川を見ながら雰囲気のいい平坦な登山道を進む。健脚の先輩が前を行き快調に歩いて行く。10:40福智山と尺岳の分岐に差しかかる。左に折れ福智山の方向に進む。急登を登り切り、11:10豊前越に出る。数名の中年男性グループが休んでいる。しばらく休みそのグループの人達と情報を交換する。案内板の地図を見るとこの尾根道は、皿倉山を起点とし尺岳を経て福智山まで続く縦走路になっている。周辺には豊かな自然が広がる。テント泊で１泊２日の縦走をするのがちょうどよさそうだ。

豊前越えを左に折れ、整備された自然林の尾根道を歩いて行く。ホッテ谷新道の分岐のある鳥落としに達する。小さい広場になっており数名が休息している。道はガレぎみのジグザグになり傾斜が増していく。前方に避難小屋・荒宿荘（こうじゅくそう）が見えてくる。小屋の中を見るとピカピカの広い板張りなっており、コンクリートの壁に神棚がある。小屋を過ぎると樹林がなくなり笹の中の急登になる。息が切れ、先を行く先輩との距離が開いて行く。３ヶ月のブランクのせいだろうか。後ろを振り返ると視界が開け、大展望が広がる。

12:20ついに福智山山頂（９００．８ｍ）に達する。休日ということもあり山頂は登山者でいっぱいだ。子供連れの家族が目立つ。山頂からは３６０度の大展望が広がる。素晴らしい！！北側に尺岳、皿倉山に続く稜線、その右に貫山がよく見える、靄がかかりはっきりは見えないが、関門海峡も見えそうだ。南東方向には英彦山山系が見えるはずだがはってきりしない。山頂の周りには巨岩がいくつかあり、大展望の中に溶け込む風景は圧巻だ。巨岩にの上に座り昼メシを食べている人たちが見える。山頂周辺には樹林はほとんどなく、四方に登山道が延びているのが見える。昼メシの後、下山開始。大展望を見ながらケヤキ谷コースへ下る。なだらかな歩きやすい道を下る。樹林帯に入り、道は徐々に急坂になって行く。杉の巨木のある分岐を左に折れ、谷方向に下る。 ホッテ谷新道の分岐を通過する。ガレた急坂を下り、渓谷に架かかる木橋を渡る。14:15鱒淵ダム湖沿いの舗装道に出る。ダム湖周辺の新緑がとても美しい。ダム湖の中央に架かる赤い鉄橋を渡る。ふたたび鱒淵ダムの堰堤を渡り、無事車にたどり着く。これから高速道路にのり萩に帰る。

鱒淵ダム堰堤から望む風景

鱒淵ダム堰堤の渡る ダム湖沿いに登山口に向かう

・・・ シャガ（射干）

前方に福智山を見る。

鱒淵貯水池

舗装道沿いの登山口に入る 標識に沿って進む

豊かな清流の森を行く

フデリンドウ（筆竜胆）

七重の滝<

新緑が美しい

豊前越にある案内板の地図・皿倉山整備された縦走路が続く

避難小屋の荒宿荘に達する 荒宿荘の内部・綺麗だ

ヤマルリソウ（山瑠璃草）

・・・

山頂付近に大きな岩がある

福智山山頂（９００．８ｍ）に立つ

山頂にある方位盤

山頂にて昼メシを食べる

貫山方向を見る 皿倉山まで縦走路が続く 直方市街地を望む

ケヤキダニ方向に下る

下ってきた方向を振り返る。

鱒淵貯水池に架かる赤い吊橋を渡る

ダム湖沿いの道を歩く

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